自賠責保険とは何か
交通事故が起きた時の加害者の対応について
交通事故が起きてしまったときには、加害者と被害者の双方で対応が異なります。まず、加害者としては一刻も早く被害者の救出を行わなければなりません。特に、自動車事故の場合には被害が大きくなってしまう傾向にあります。もちろん、どちらが加害者なのかがすぐには判別できない場合もあります。しかしながら、お互いが加害者であると言う意識を持つことが重要です。そのような意識を持つことができれば、双方のうち被害の少ない方が行動することができるのです。自動車事故の場合には、被害が想像を超えて甚大になる事があります。そのため、一刻も早く被害を食い止めなければなりません。被害者の生命の維持を最優先して、被害の少ない側が救出に動くべきなのです。そして、救急車を呼んで被害者の肉体的な治療をすることが求められます。怪我の度合いによっては生命の危機をもたらしますので、間髪を入れずに救急医療センターに連絡を入れることが重要です。
交通事故の被害者としての対応について
交通事故の被害者になってしまった場合には、まずは体に与えられた損害を早く治療することが重要です。自動車の交通事故では、被害が重大なものとなってしまうケースが少なくありません。交通事故を境として生活が一変してしまうほどの障害を持ってしまうこともあります。もちろん、加害者に対する憤りも生まれますが、感情的になっても何も解決しません。しかしながら、その感情を昇華させるためには加害者に対して誠実な謝罪を求める必要があります。その謝罪の一環として、損害賠償金や治療費用を請求することができるのです。加害者が損害賠償金や治療費用の支払いに応じてこない場合には、法的な対抗措置をとることも可能です。法律の専門家である弁護士などに相談の上、厳正なる措置を講じるようにしてください。もちろん、加害者側の経済的な状況を考慮する必要もありますが、まずは被害者としての正直な感情を優先するようにしてください。
自動車損害賠償責任保険について
被害者から損害賠償金を請求された加害者は、それらの支払いを行わなければなりません。それが交通事故に対する誠実な対応となるのです。しかしながら、多額の損害賠償金を請求された場合、支払うことが難しいこともあります。そのような場合には、必ず加入をしている自賠償保険を活用してください。正式名称は自動車損害賠償責任保険といい、自動車を使う人は必ず加入しなければならないものです。交通事故を起こしてしまった場合の損害賠償金の支払いなどに備えるもので、法律上、自動車の所有者に加入義務が発生する保険です。そのため、多くの加害者が自賠責保険を利用して損害賠償金を支払うことになります。この自賠責保険については加入義務がありますが、その他にも人保険として、民間企業が発売する保険商品にも加入が可能です。交通事故は誰しも起こしたくはありませんが、自賠責保険だけでなく、任意保険にも加入しておくと万が一の時にも安心です。